森林セラピーロードを歩く カヤノ平高原 高標山 [ハイキング]
森林セラピーロード第二弾、北信木島平村のカヤノ平高原へ出かけました。
志賀高原と野沢温泉の中間に位置し、ブナの原生林が広がっています。
上信越自動車道、信州中野ICより車で1時間、山道を登ります。
写真上 カヤの平高原総合案内所
総合案内所の前に、20台ほど駐車スペースがあります。
朝9時、気温は16度と鳥肌がたつ寒さです。
速いテンポでカッコウが鳴いています。
写真上 カヤの平高原ロッヂ
カヤノ平高原では、キャンプやバーベキューが出来ます。
夏の土曜日、4組位オートキャンプをしている姿がありました。
常設テントを利用したり、ロッヂに泊まることも出来ます。
歩かずに、ここで珈琲を飲んで過ごす一日も良いでしょうね。
写真上右 トチノキ クルミ科
すぐ目の前には、カヤノ牧場があり、牛が塩くれ場に集まっています。
仲間とビールを飲みながら語らう中年男性や、小川で遊ぶ子ども、皆思い思い楽しんでいます。
携帯電話の電波は届かないので、目の前の自然の流れに身を委ねます。
写真上右 ウツボグサ シソ科
曇り空で眺望は期待できないのですが、高標山(たかっぴょやま)に登ることにしました。
ここから山頂まで、約2時間かかります。
林道入り口は、一般車両通行止めです。
この前に、5台ほど駐車スペースがあります。
写真上 ヤグルマソウ ユキノシタ科
写真上の花はガマズミやゴマギに似ているのですが、
花びらは4枚で先がほっそりとしています。
登山道は、草刈りがされいませんでした。
雨上がりのため、小さな虫が多くたかり歩きにくかったです。
虫よけスプレーとシートのおかげで、刺されずに済みました。
歩き出すと、蒸し暑かったです。
野鳥が盛んにさえずり、とても賑やかです。
ウグイスはケキョケヨケキョと、藪の中を動き回りながら鳴いています。
カッコウは山の中にはいないようで、ホトトギスが鳴いていました。
登るならば、早春や紅葉の時期をお勧めします。
写真上左 クルマムグラ アカネ科
写真上右 ギンリョウソウ イチヤクソウ科
ギンリョウソウは、葉緑素をもたない廃生植物です。
周りに生えているのは、マイヅルソウ(ユリ科)の葉です。
『西の魔女が死んだ』梨木香歩著、2001年、新潮文庫に出てくる少女まいは、西の魔女の家で過ごすことになりました。
まいが、近くの林の中で見つけ、銀細工のように綺麗と摘んだのがこのギンリョウソウです。
写真上 マタタビ マタタビ科
猫はこの実の香りに夢中になります。
白い花を咲かせていました。
所々、木に結ばれた黄色いテープを目印に登ります。
ジメジメしているので、木や苔にキノコが生えていました。
山頂は標高1,747.3mです。
お天気が良い日であれば、志賀高原、北信五岳、北アルプスが見られる眺望の良い所です。
写真上 レンゲツツジ ツツジ科
山登りの楽しみ、お弁当にしましょう。
夏の登山には、水分の他に塩分もお忘れなく。
今回は、ゆかりのおにぎり、真空パックの煮物、もろきゅう、ゆで卵を用意しました。
真空パックのおかずは、日持ちし傷む心配がすくなく便利ですよ。
パイナップルは冷凍しておくと、保冷剤代わりになる上、冷たく瑞々しく美味しいですよ。
ブルーベリーは総合案内所で買いました。
朝採れたて、1パック300円でした。
新鮮なので張りがあり、大粒でとても甘いです。
ブルーベリーを食べ、緑を見て目の疲れが改善され、健康的です。
クワガタとトンボがいました。
クワガタは意外と動きが早く、ササッと地面や石の上を歩いていました。
写真上 ハナニガナ キク科
良く似ているニガナは、花びらが5枚です。
写真上 エゾノヨツバムグラ アカネ科
写真上 ヨツバヒドリ キク科
ヒヨドリが鳴く頃咲くので、この名がつきました。
往復3時間ほど歩き、足が疲れてきました。
次回は、今回の目的、北のドブ湿原へ向かいます。
カヤノ平高原のご案内
場所 長野県下高井郡木島平村
アクセス
上信越自動車道 信州中野ICより車で1時間
お問い合わせ
木島平村役場
☎0269-82-3111
カヤノ平高原総合案内所
☎090-8025-4288(衛星電話)
カヤノ平高原ロッヂ
☎090-4547-5188(衛星電話)
カヤノ平高原ロッヂ宿泊料金(食事代別)
大人 4,000円
小中学生 3,000円
カヤノ平キャンプ場利用料金
テント
貸出テント1幕(4~5人用)1泊 1,600円
持込テント1幕1泊 900円
入山料 一人 100円
コインシャワー 3分 300円
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